CMにかかる制作費用は?費用相場や安く抑えるコツも解説!

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/02/24

CM撮影

自社の商品、サービスなどを多くの方に知ってもらうには、CMの活用という方法があります。しかし、CM制作には、どのくらいの費用が掛かるのかは、はっきりとわかっていない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、CM制作に必要な費用とその相場、CM制作のコストを抑える方法などについて紹介します。

CM制作に必要な費用とは

CM制作には大きく2つの費用がかかります。1つはCM作成に関する費用、もう1つはCMを放映するための費用です。それぞれについて詳しく見てみましょう。

CM作成に関わる費用

CM作成をするうえで、費用が必要となる工程には、次のようなものがあります。

・企画構成

・台本や絵コンテの作成

・キャスティング

・撮影

・ロケーション

・編集

・音響

・そのほか人件費や諸費

CMの種類によってある程度の違いはありますが、これらの工程それぞれに数万円から十数万円、時には数十万円という費用がかかります。トータルで最低でも100~500万円はかかるでしょう。

その上、メジャーな芸能人などを起用するなら、それだけで数千万円以上という大きな金額が必要となってきます。

CM放映にかかる費用

次に大きな費用は、CM放映費です。これは放映する媒体によって大きく異なっています。テレビCMなら、キー局かローカル局、それともウエブでの放映かによって、また番組のスポンサーとなって放映するタイムCMであるか、番組に関係なく放映するスポットCMかによって、その料金はまったく違います。

ただ、はじめはスポットCMとして放映することがほとんどだと思われるため、こちらではスポットCM15秒間の放映料金相場を紹介します。

・関東エリアのキー局75~100万円/回

・関東エリアのローカル局2.5~5万円/回

・関西エリアの準キー局15~25万円/回

・関西エリアのローカル局1.2~3.5万円/回

このようにキー局とローカル局では、その料金に大きな差があります。効率的にターゲットへ訴えるためには、自社の顧客層とテレビ視聴者がどれだけ一致しているかをよく調査した上、どの媒体で放映するかを決めなければなりません。

交通CMにも放映料金がかかる?

交通CMとは、電車やタクシーなどの交通機関で流すCMのことです。タクシー内のタブレットや電車内に設置された液晶ディスプレイなどにCMを放映することで、テレビCMとは違った層への訴求効果が期待できます。

電車内CMの費用相場

電車内のCM放映にかかる費用は、地域・鉄道会社・路線などにより異なっています。それは乗客の多さに比例しているためで、たとえば山手線の場合、1週間で1,000万人を超える利用者があり、15秒のCMを7日間流すなら50~60万円は必要です。一方大阪環状線では35万5,000円となっています。

タクシー内CMの費用相場

タクシーCMの放映料金も都内と地方では異なっています。都内では、最大60秒の放映をお客が乗車した後1本目に流すなら約600万円、地方の場合は約60万円となっています。

ただ、タクシーCMも配信時間や配信のタイミング、配信時期により放映料金が変わりますので、事前に確認することが必要です。

CM制作の費用を安く抑えるには

CMにかかる費用のうち、放映費は自社努力で安くなることはありませんが、CM作成費用を見直すことで、ある程度のコストカットが可能です。では、どのような点を見直せばよいのでしょうか。

静止画を利用する

CMを動画ではなく、静止画メインにすることで、編集作業の時間が減り、コストの削減が可能となります。最近では、静止画でもナレーションや音響によりクオリティを挙げることもできるため、動画にはない魅力が出せるというメリットもあります。

アニメーション動画にする

CMを実写ではなくアニメーションにすれば、タレントや撮影機材が不要となるため、大幅な費用削減ができます。絵コンテや台本の作成も自社で行えばより費用を抑えることもできますが、クオリティをあげようとCGでの政策にこだわるとかえって制作費がかかる可能性もあるので、注意が必要です。

屋外ではなくスタジオで撮影する

屋外での撮影は、どうしても天候に左右されがちです。撮影が延びてしまうと、その分キャストや機材への費用もかさんでしまうため、撮影はスタジオで行えるようなCMにするほうがコストを抑えられます。

自主制作にする

企画段階から台本作成、キャストや機材なども自前で用意して、完全自主制作にすれば、CM制作費は大幅に抑えられるでしょう。撮影機材は、レンタルすることもできますが、もし今後もCM制作をするのであれば、購入しておくという選択肢がおすすめです。

自社のスタッフをキャストとして起用すれば、キャスティングにかかる費用もなくなるだけでなく、ターゲットの企業への親近感が高まる可能性もあります。ただ、場合によっては独りよがりのCMになることもあるので、ある程度は第三者の意見を取り入れたほうがよいでしょう。

ローカル局での放映

CM放映は、まずは放映料金の低いローカル局から始めてみるという方法もおすすめです。地元に根差したローカル局は、視聴者との距離も近く、CMに対する影響力は、場合によってはキー局への放映上になることもあります。

CM放映の影響を見ながら、段階的に展開していけば、コストを抑えることができます。

まとめ

CM制作には多くの人の手がかかるため、どうしても多くの費用がかかります。しかし、工夫次第で独自の魅力的なCMを発信することも可能です。そのためには、CM制作に対して多くの知識を持ち、こちらの希望に迅速、臨機応変に対応してくれる、そして些細なことも相談できるような信頼のおける動画制作会社を選ぶことも重要ではないでしょうか。プロの手を借りつつ、コストカットもできれば、一石二鳥です。まずは、CM制作の概要と費用内訳を知ること、そして自社のCMに最低限必要な費用を確認してみましょう。そのために今回の記事が役立つことを願っています。そして、ぜひ魅力あるCMを作ってください。

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